先日、関西のABC放送さんのニュース特集で、私の活動を取り上げていただきました。
今回の放送では、「提供精子で子どもを授かった家族」が、どのように子どもに向き合い、どのように出自を伝えていくのか――そんなテーマでお話をしました。
「出自を伝える」というと、つい「血のつながりがないことを伝えること」と思われがちですが、私が一番大切にしているのは、そうではありません。
本当に伝えたいのは、
「あなたに会いたかった」
「あなたに出会えて、本当にうれしい」
「生まれてきてくれて、ありがとう」
ーーそういう、親から子へのまっすぐな思いです。
子どもたちはとても敏感で、親の言葉だけでなく、表情や気持ちの奥を感じ取ります。だからこそ、伝える側の私たち親も、自分の心と向き合いながら、「あなたが大切な存在だよ」と、繰り返し伝えていくことが大事だと思っています。
番組では、私たちの家族の実際の歩みや、提供精子で生まれた方からのメッセージも紹介されました。
放送を通して、少しでも多くの方に、第三者の力を借りて家族を築くことや、そこにある愛のかたちを知っていただけたら嬉しいです。
「血のつながり」だけではなく、「想いのつながり」が、家族をつくっていく――
そのことを、これからも一人でも多くの方に伝えていけたらと思っています。
ご覧くださった皆さま、取材にご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
実際の放送はこちらからご覧いただけます。
→ https://youtu.be/bSeKef81cak?si=4KtVkZjPSVk4D2J0