【活動報告】第4回 大阪親子会を開催しました 2026.06.20

第4回 大阪親子会を開催しました

2026年6月20日(土)、大阪にて第4回目となる親子会を開催しました。

今回の親子会では、提供精子・AID・IVF-Dによって子どもを授かったご家族、これから家族として歩んでいくことを考えている方々にご参加いただきました。
AID当事者支援会が大切にしているのは、単に情報を伝えることだけではありません。 同じ経験や悩みを持つ家族同士が、安心して出会い、話し、子どもたちの成長をともに見守れる関係をつくっていくことです。

オンラインでは話せることが増えてきた一方で、実際に会って、同じ空間で子どもたちの姿を見ながら話すことには、また違った安心感があります。今回の大阪親子会でも、その大切さをあらためて感じる一日となりました。

当日は、最初に当法人代表の寺山より、子どもへの「告知」についてのミニセミナーを行いました。
提供精子で生まれたことを、子どもにどう伝えていくのか。
いつ、どのような言葉で、どのような姿勢で伝えるのか。
そして、告知は一度きりの説明ではなく、子どもの成長に合わせて、親子で少しずつ重ねていく対話であることをお伝えしました。

続いて、西助産師による「命の授業」を行いました。性教育の必要性や内容、家族の成り立ち、命を迎えることの意味について、参加者の皆さまと一緒に考える時間となりました。

午後からは、グループに分かれて交流会を行いました。交流会では、治療のこと、告知のこと、子どもへの伝え方、夫婦での考え方など、普段なかなか話せないテーマも共有されていきました。
小さなお子さん連れのご家族も多く、途中で出入りをされたり、お子さんの様子に合わせて過ごされたりしながら、それぞれのペースで参加していただきました。
親子会は、きちんと座って最後まで参加することを目的にした場ではありません。子どもが泣いても、ぐずっても、途中で席を外しても大丈夫な場でありたいと考えています。

■参加された方々から、温かい感想をいただきました。
「告知のお話は大変勉強になりました。同じ境遇の方々とお話しできて心強かったです」
「はじめて対面での交流会に参加しましたが、実際に会って話せることのよさを感じました」
「寺山さんのミニセミナーが本当に勉強になりました。当事者の皆さんが安心して話せる場で、生き生きとされている姿が印象的でした」
「今日こうやってお会いできただけで感無量です」
「交流の場で、皆さんのお話を聞いたり、自分たちのことを話したりできて、参加してよかったです」
「素晴らしい一日を過ごすことができました。日頃より活動してくださっていることに感謝しています」
 また、今回はご家族全員での参加が難しかった方からも、「次回は妻も参加したいと話しています」とのお声をいただきました。

このような言葉をいただくたびに、当法人として、親子会を続けていく意味を強く感じます。

■ 親子会を開催する意味

提供精子で子どもを授かった家族は、日常生活の中で同じ経験を持つ家族と出会う機会が多くありません。
だからこそ、親が安心して話せる場所が必要です。子どもたちが、自分と似た背景を持つ家族と自然に出会える機会も必要です。そして、親が孤立せず、家族としての物語を前向きに育てていけるつながりが必要です。

告知は、親だけで抱え込むものではありません。子どもの成長とともに、家族の中で育てていくものです。その過程で、不安になったり、迷ったりすることもあります。だからこそ、同じ経験を持つ家族同士が出会い、「うちだけではない」と感じられることには、大きな意味があると考えています。

今回の大阪親子会も、参加者の皆さま、先生方、スタッフの皆さまのおかげで、安心して語り合える温かい場となりました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

当法人では、今後も、提供精子で子どもを授かった家族、これから考えていく方々が安心してつながれる場をつくっていきます。子どもたちが、自分の生まれた物語を肯定的に受け止められるように。親が、ひとりで悩みを抱え込まなくてすむように。そして、家族がそれぞれの形で幸せに歩んでいけるように。

これからも、親子会を大切に続けてまいります。

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