8月20日に、はらメディカルクリニックさん主催で開催された、第一回当事者家族の会「精子提供で生まれた子どもに出自を伝える絵本作成会 ~告知の入口を考える~」におきまして「実際のエピソードをふまえた告知の方法・ポイント」を夫婦で講演させていただきました。
※はらメディカルクリニックさんからのプレスリリースはこちら
※本講演会の模様は、共同通信社から全国の新聞社に配信されました(静岡新聞社のWEBサイトはこちらから)
※東京新聞(夕刊)1面トップに掲載されました!(クリックで画像が開きます)
ご参加の40組80名の方々が、妊娠中から3歳までのお子様をお持ちの方でしたので、講演では妊娠中の準備~4歳までの子どもの発育状況にあわせた年齢ごとの告知のポイント、実際の子どもの反応や質問、焦ってしまった出来事や、その後の対応などリアルな実体験を中心にお話しさせていただきました。
講演後には、日頃から当事者支援会のオープンチャットにご参加いただいている方々はじめ沢山の方にお声かけ頂き
・年齢ごとのリアルな反応がわかりやすくて告知へのイメージがわいた!
・具体的に妊娠中の告知、0〜4歳のときの告知と、年代ごとの反応を教えていただいたことで具体的に告知のイメージができた。
・実体験をもとに、失敗談、成功談共に、とても参考になりました!
・告知が明るいイメージなった!
と、直接お礼を伝えに来ていただく方もいて、こちらのほうが嬉しくて泣きそうになりました!
皆様の「告知をいつから、どんなふうに、どうやって?」の不安が少しでも解消され告知して育てるって楽しくて素晴らしいことなんだと感じてもらえたら幸いです。
さらに会の中では、告知の入口を考えるというテーマのもと、オリジナルの絵本の作成があり、世界に一冊の家族の特別な告知絵本を作れるのは本当に素晴らしい企画でした。皆様我が子を思いながら、ご夫婦で真剣に悩みながらも楽しそうに特別な一冊を作っている姿は心あたたまる時間になりました。
また、私自身当事者としても鴨下先生が医師の立場から考える子どもの福祉についてのお話をきけたことは、匿名ドナーの子どもを育てていく中で不安に思っていたことや疑問に思っていたことが、とてもクリアになり、私たちも勉強になりました。
はらメディカルクリニックの鴨下副院長はじめ沢山のスタッフの方々が、AID(IVF-D)家族の為に開催した温かくて心のこもった会に微力ながらお手伝いさせて頂けたこと、1人の当事者としてクリニックが当事者家族の妊娠後までフォローし、本気で幸せを願ってくれていること本当に感謝です。
今後、AID当事者支援会としては年内に第2回親子の会を開催したいと考えております。
当事者同士の交流を中心に、今回の講演では時間の関係でお話できなかったエピソードや、最近あった新たな反応などもお話しできたらなと構想中です。
今回ゆっくりお話しできなかった方々や、はらメディカルさん以外で治療をされている方々是非ご検討ください。詳細は決まり次第、オープンチャットやこちらのホームページでお知らせさせていただきます。
【2023.09.30追記】
この会で私たち夫婦が講演した「告知体験談」を 医師や社会福祉士の先生に絶賛いただきアーカイブが追加で期間限定公開(2023.10.6~12)されることになりました。